【ニュース】4月8日(水)はかた伝統工芸館ニュース!「博多人形が青森八戸市の復興に一役!」
博多人形界にステキなニュースです!
東日本大震災から4年、青森県八戸市は、
津波で被害を受けた三陸復興国立公園の蕪島地区の整備と共に、
蕪島休憩所を建設し、4月11日(土)にオープンいたします。
蕪島は青森県八戸市鮫町にある島で、
ウミネコ繁殖地として国の天然記念物に指定されています。
その施設内に博多人形で作られた“ウミネコ人形”が展示されることとなりました!
蕪島休憩所では、休憩スペースやウミネコを間近で観察できる空間のほか、
市民や観光客に蕪島地区を中心とした種差海岸の魅力を伝える
企画展示などを設置し、観光面からも三陸地域の復興を図ります。
その企画展示において“ウミネコ”を紹介するコーナーに、
博多人形で作られた“ウミネコ人形”が展示されます。
“ウミネコ”の白さや羽毛の質感が博多人形と似ていることから、
博多人形の採用となりました。
今後、博多人形を通して八戸と福岡の交流が始まると同時に、
少しでも復興の力になれればと願っています。
【 「蕪島休憩所」 について 】
名 称: 八戸市蕪島休憩所
所 在 地: 青森県八戸市大字鮫町字鮫93番地
建設面積: 139.79㎡
開館予定: 2015年4月11日(土)
【八戸市蕪休憩所外観イメージ】
【 博多人形 「ウミネコ人形」について 】
制作者: 博多人形師 伝統工芸士 松尾吉将氏
【 ウミネコ人形 】
<本人コメント>
『福岡から遠い蕪島に博多人形を展示してもらえるやりがいのある仕事でした。
短期間でしたが、自分が持てる技を出しつくせました。
地元のみなさんをはじめ、蕪島に訪れるみなさんに楽しんでもらえたら嬉しいです。』
<松尾氏プロフィール>
平成10年、博多人形師である父・故松尾文夫に師事。
若手博多人形師の登竜門「与一賞」を平成11年、
平成15年の2度受賞、その他受賞歴多数。
平成16年にはイギリスのデザイナーズ集団「デザイナーズリパブリック」
とのコラボレーションにより、「Sissy Doll」を制作するなど、
博多人形の新たな世界を展開し幅広く活躍している若手人形師。