2021.11.20リポート
【リポート】「肥後の民工芸品展」リポートvol.1
今日は「肥後の民工芸品展」のPRに
くまモンが駆けつけてくれました!
そして今日と明日、実演をして下さるのは、
肥後像がん作家の麻生翼さんです。
麻生さんは、アメリカの学校で彫金を学び
そのままアメリカで5年間彫金の作家として活躍。
熊本に帰郷後、肥後象嵌の世界に魅せられ、
彫金の技法と伝統工芸の肥後象がんの技術を融合させた作品作りで、
肥後象がん作家として活躍しています。
肥後像がんは、
鉄等の生地に微細な布目状の切目を入れて金・銀の板を鹿の角で打ち込み、
金や銀に細かな毛彫りを施していきます。
表面に錆を生じさせ、お茶でたいて黒くして錆止めを行い、
肥後象がん独特の黒色の表現が生まれます。
とても繊細な制作工程で手間をかけて作り上げていきます。
麻生さんの象がんは、
この肥後象がんの黒色の艶とマット感にこだわって作り上げているそうです。
麻生さんの作品
ピアス
お香立て
麻生さんの道具の一部
小さな部分に細工を施すには道具も非常に小さくなければ作れないため、
この道具はすべて自分で作っているそうです。
麻生さんは実演をあまりされないそうなので、
是非、この機会にお立ち寄りください。