【リポート】11月3日(火・祝)「肥後の竹工芸と玩具展」リポートVOL.3!
「肥後の竹工芸と玩具展」リポート!
今日は竹工芸作家の東 香織さんが実演にきてくれました。
作品展では、バッグやキャンドルポットなどを販売していますが、
作品は、竹細工のかたいイメージではなく、
竹の風合いやデザインなど全体的にやさしい作品が印象的です。
東さんの作品作りは、
材料からすべて自分でつくり仕上げているそうです。
自ら竹山で切り出した真竹の表面の一番いい部分だけを使い、
薄く仕上げて竹細工の材料をつくっていきます。
それは触るとスベスベしていて、とてもなめらかな仕上がりでした。
その薄くて細く今にも折れそうな竹を丁寧に編んでいきます。
「最初に作るベースの部分が大事」と時間をかけて編んでいます。
型を使わずに手の感覚だけで、丸く仕上げていきます。
見事に丸い型のキャンドルポットをつくりあげていきます。
「いい作品を作るには、材料作りが決め手です」と東さん。
自ら素材を選び作るからこそ、その言葉には重みがあります。
「今作ってみたんですが、作品によっては、
これくらい細く薄く作るものもあるんですよ」と
実演中に作った竹を見せてくれたのですが、
その細さ、薄さにびっくり!
ゼムクリップと並べてみました。
普段は、熊本で工房を持って活動されているので、
なかなか福岡で作品を見ることができません。
このこだわりと東さんの人柄から生れる作品を、
みなさん是非、この機会に見にきてください。
期間中の実演は、
次回は11月7日(土)・8日(日)
10:00~16:00
竹工芸・尺八の宮本一男さんの実演となります。