【リポート】「次世代を担う後継者たちのChallenge」リポートvol.3
今日は、博多織のChallenge編をお届けします。
今回の作品展は、
博多織デベロップメントカレッジ卒業生を中心にChallengeを紹介します。
博多織デベロップメントカレッジでは、
博多織の職人を育てる学校で、主に手織りの技法を学び、
卒業後は、織元さんや個人で活躍されている方など様々です。
そこで今回は、これまでみなさんが作ってきた博多織の作品、
帯や帯以外のものに挑戦している作品を展示・販売しています。
伝統的な帯の作品と、
身近に日常的に使ってもらいたいという想いで
Challengeしている作品の両方をご覧ください。
【荒木希代/博多織デベロップメントカレッジ3期生】
養蚕から博多織の制作まで一貫生産を目標として活動している荒木さん。
今回の作品はその活動の作品生絹(すずし)です。
普段は紬織の着物も織っていて、染色も自分で植物染
料を使い制作しています。
絹糸から福岡産の博多織を目指して
“まゆ姫の夢” プロジェクトの活動も広げながら、
博多の着物の認知を広めることができるよう
日々奮闘中です!
【盛かおる/博多織デベロップメントカレッジ4期生】
毎回、企画に合わせてテーマを決めて製作するのが
盛さんのスタイルです。
今回は、月をテーマにクラッチバッグに挑戦!
クラッチの持ち手のヒモは博多織の絹糸で作っています。
【宮嶋美紀/博多織デベロップメントカレッジ5期生】
手織りにこだわり、海外への販路拡大にも挑戦中。
テーブルセンターは海外プロモーションに参加して
現地の声を聞いて生まれた作品です。
【波多江里枝/博多織デベロップメントカレッジ7期生】
万華鏡をイメージした帯。
帯地で作った小物は身近に博多織を使ってもらえる作品です。
【大賀祐子・高倉あかり・片木奈津子
/博多織デベロップメントカレッジ8期生】
【大賀さん作品】
今回は、木×博多織のコラボで挑戦したつみきや、
博多織の献上柄を使ったパズル式のブロック、
メッセージカードなど、身近なものを博多織で挑戦しています。
【高倉さん・片木さん作品】
「日常の中に博多織を」のテーマに、
もっと身近に博多織を感じてもらうため、
手に取りやすい文具に挑戦!
みなさんもまずは、身近な日常品として博多織を持ってみませんか。
着物を着る機会がある時に、
少しづづ博多織の帯を締めるようになっていただけたら嬉しいですねえ。