2020.9.4【お知らせ】2階常設展示室の博多人形の入れ替えを行いました
<2階常設展示室についてお知らせ>
はかた伝統工芸館2階の常設展示室では、
博多織や博多人形の歴史のある先人たちの
貴重な作品や現在活躍されている作家さんの
作品を展示・紹介しています。
その中の「現代の作家さんを紹介するコーナー」の
作品の入れ替えを行いましたのでお知らせします。
今回の作品は、
津志田孟さん作「樋口一葉 たけくらべ」と
鶴田加奈子さん作「アカネ」です。
【作品紹介】
「樋口一葉 たけくらべ」 津志田孟 作
作者は、美人もの、武者ものを得意としています。
この作品は、樋口一葉のたけくらべが題材です。
遊女になる運命の少女と僧侶になる運命の少年、
お互い別の道を歩むことが決まっている二人の
淡い恋と別れを描く青春の一幕。
二人だけの想い出である水仙の花が意味するラストシーン。
信如と美登利のせつない想いを表現しています。
二人のせつない想いを水仙に馳せて・・・
着物の柄にも注目。
線書技法を用いた彩色の細かさを間近でじっくりご覧ください。
「アカネ」 鶴田加奈子 作
作者は、縁起ものが好きで、
作風の中でも縁起ものを得意としています。
「完成する際に“a-ka-ne”という音が降りてきました」と鶴田さん。
ふと立ち止まり、静かに内面を見つめている少女の姿を表現しています。
この作品は、これまでの作風から「変化」と「挑戦」が生まれ作品です。