2020.9.20 【リポート】「秋のお彼岸・おはぎあります」
「秋のお彼岸・おはぎあります!」
はかた伝統工芸館に併設している喫茶「珈也」では、
秋のお彼岸の期間中「おはぎ」を期間限定で提供しています。
あずきときな粉の2種類のおはぎと、
お抹茶またはコーヒーのセットです。
「おはぎセット」700円(税込)
※テイクアウトもできます。
おはぎ3個(450円)
販売期間:2020年9月22日(火・祝)まで
美味しいおはぎ。
ふと、なぜお彼岸に「おはぎ」を食べるのか調べてみました。
■なぜ食べるようになったの?■
「おはぎ」=「ぼたもち」に使われるおもちは五穀豊穣、
小豆は魔除けとされていて、甘いものが昔は貴重だったため、
「ぼたもち」を作って法要のときにお供えしていたことから、
お彼岸でも食べるようになったようです。
■「ぼたもち」と「おはぎ」はどう違うの?■
春彼岸と秋彼岸に合わせて季節によって呼び方や作り方が違うようです。
「ぼたもち」は、
春に咲く牡丹の花を表現して「牡丹餅」と呼ばれています。
形も大きくて丸い形をしている”牡丹の花”のように作ったそうです。
作る時期が春で、
小豆の皮が固くなっているため皮を取り除いてこしあんにして作ったため
「ぼたもちは」こしあんになったようです。
「おはぎ」は、
秋に咲く萩の花をイメージして「御萩」と呼ばれています。
形は、小さくて細長い”萩の花”のように小ぶりで俵形に作ったそうです。
作る時期は秋で、
収穫したばかりの小豆なので皮ごと使って粒あんにして作るため、
「おはぎ」は粒あんになったそうです。
このほか、夏は「夜船」、
冬は「北窓」という呼び名があるそうです。
今はこのような違いにはこだわらず、
地方によっても違うようです。
このように先人たちは、
お菓子の呼び名の中にも、季節を表現して
四季を感じさせるなんて、情緒豊かな心が素敵ですねえ・・・