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最新情報

2021.09.22イベント

【リポート】はかた伝統工芸館リポート「西山陽一個展」vol.1

   

今日から始まりました
「人形師 西山陽一個展 第3回『日進月歩』」。


今回新作の「不老桃寿」。

写真では伝えにくいのですが、高さ・幅15cmあるので、
目の前で実際に見ると「大きいっ」と思わず言ってしまいました。
西山さんの顔が隠れるくらい・・・


まず、大きさにびっくりして、次に彩色の美しさ絵柄の繊細さに見とれます。


縁起が良い「鶴」「亀」「松」、
日本伝統の和柄「麻の葉」「青海波」「七宝」などの
模様がミリ単位で細かく桃全体に描かれています。
















桃の割れ目、桃の葉の極薄さ、桃の造形もリアルです。
今度は手のひらサイズのさらにリアルな桃も見てみたいですねえ・・・







<西山さんコメント> 

小さい頃から裏庭の桃を食べるのが好きで今でも桃を見ると買ってしまう。
「桃」は日本神話では「神の実」と言われ、中国では仙人の食べ物「仙果」と言われ、
不老長寿や魔よけの力があるとされています。
慣れ親しんだ桃に、ものすごいパワーを感じ、
不老長寿や招福の願いを込めた縁起のいい自分なりの桃を表現してみました。


そして一足早く、来年の干支「トラ」の干支人形も登場!

神々しい「寅之神」












    








<西山さんコメント>
いつも家のどこかに守り神がいる。
一年間の心の支えになれば、そういう想いから干支の守り神を制作しています。
寅年は生命が誕生して伸びていくような年になるそうです。
心強い守り神になるように、今にも動き出しそうな力強い「寅之神」を表現しました。