2023.04.06リポート
【リポート】「博多張子伝承講座成果発表展」リポート!
福岡・博多の伝統工芸を未来に繋ぐ取組み
福岡県知事指定特産民工芸品である「博多張子」。
「博多張子」をはじめ古くからつくられ、親しまれている福岡・博多の伝統工芸を
未来に繋ぐために福岡市では次世代を担う人材を育てる取り組みが行われています。
今回の作品展では、博多張子を未来に繋ぐ取組み「博多張子伝承講座」に参加された方々の
作品を展示・紹介しています。
この講座では、江戸時代から続く博多張子を承継している作家に直接作り方を習います。
講座のようす
完成作品
はかた伝統工芸館にて展示中!
普段行っている体験教室では絵付けが中心の体験ですので、
ここでは一から制作過程を学ぶことができます。
“だるま“ひとつ作るにも、型に和紙や新聞紙を貼り天日干しをして十分乾かして型から抜く作業など、
絵付けをする前にも手間ひまかけて作るすべての工程を自ら体験すると、その大変さや難しさを肌で感じ
ることができます。
そしてこの講座を通してものづくりが”楽しい“と思ってもらえることが大切なことだと思います。
全国的に伝統工芸の後継者不足が課題となっていますが、
福岡市では「博多織」「博多人形」の次世代を担う人材を育てるための学校があり、
そこから伝統工芸士も誕生しています。
当館でも第1・2・3日曜日は伝統工芸の体験教室を行っています。
市内でもいろいろなイベントでワークショップを行っていますので、
まずは皆さん、伝統工芸に興味を持ってもらえると嬉しいです。