【リポート】「博多人形雛人形展」リポート!
はかた伝統工芸館では、
毎年“桃の節句”に合わせて、博多人形の雛人形を展示・販売しています。
今年は、博多人形師18名による40作品の「雛人形」が一堂にお楽しみいただけます。
雛人形は、基本的に二人飾りから七段飾りまでありますが、
近年では生活スタイルが変化していることから、二人飾りが好まれているようです。
当館での作品展も立ち雛や座り雛などの二人雛が多く展示されています。
その中で今のライフスタイルに合ったコンパクトな五段飾りの作品を紹介します。
長友敬次 作「博多箱雛」
人形は500円玉よりも小さなサイズで、コンパクトに飾れて収納もできます
一段目― 内裏雛 男雛と女雛
二段目― 三人官女
三段目― 五人囃子
四段目― 随身、仕丁
五段目― お化粧箱や御所車などの嫁入り道具
博多人形でつくる雛人形は、
顔、髪の毛、着物、装飾のすべてを粘土でつくり、彩色で艶やかさを表現します。
「着物を着せているのかと思った」とよく言われるのですが、それほどリアルです。
着物も粘土でつくり、シワなどは彫を入れたり彩色で表現したりと細かな部分まで、
博多人形の繊細な技術を施しています。
作家さんによって顔の表情もそれぞれ違いますので、
見比べながら楽しんでみてはいかがでしょうか・・・
<作品の一部>
植木進 作 「千寿雛」
國﨑正行 作 「福雛」
「優雅びな」
中村信喬 作 「室町雛」
三宅隆 作 「立雛」
戸畑茂四郎 作 「雛(二段飾り)」
「弥生雛」
津志田孟 作 「春蘭」
多田明正 作 「鳳凰雛」
「源氏雛」
木本秀一 作 「立雛 慶」
「犬筥香合」
生野四郎 作 「花雛」
佐賀和博 作 「座雛」
本田宗也 作 「犬筥」
長友敬次 作 「豆雛」
「吉野雛」
作品展は、2月13日(日)17:00までです。