【リポート】「はかた伝統工芸館秋の感謝祭」リポート
今年の「はかた伝統工芸館秋の感謝祭」は、
2週間開催していますので、
ゆっくり作品をご覧いただいています。
2回お越しになる方もいらっしゃったので、
来年は作家さんによるワークショップも行いますので
さらに楽しんでいただけると思います。
今日のリポートでは、
出品作品の一部ですがご紹介していきます。
【博多張子】
河野正明 作
「なまずとだるま」
”なまず”は、厄災を避けてくれる無病息災の縁起もの、
”だるま”は、必勝祈願、願望成就などの縁起物として親しまれています。
“赤いだるま”は、魔除け効果、家内安全、商売繁盛、
交通安全などの願いが込められています。
そんなダブルで縁起のいい「なまずとだるま」さん
なまずが暴れても絶対に落っこちないだるまさん
人気の干支シリーズ
来年の干支「とら」のだるま
360° カワイイ~
三好由美子 作
「ふくだるま」
縁起物の”だるま”さんが福を呼ぶ”ふく”を持って
さらに福が来ますようにー
【博多曲物】
博多曲物玉樹 作
お弁当箱などで人気の博多曲物が日常品としてさらに進化!
今では生活必需品となった空気清浄機を何と曲物で商品化。
上部の柄は、大川組子とコラボしています。
曲物の素材は杉の木を使っているので、
杉の木自体にもリラックス作用や抗菌・防虫作用があります。
博多曲物の特徴である継ぎ目には桜の皮を使用して体に優しいデザイン
【博多人形】
永野繁大 作
「Prayer」
「アマビエ」を「現代の少女」に表現。
少女の着ている服は制服姿で、柄をウロコで表現。
「祈り」の意味が込められています。
色の表現力や顔の表情の変化で少女の雰囲気がガラリと変わります。
写真中央の「まいたち」は売り切れました。
田中勇気 作
「寿々寅」
来年の干支「とら」の干支人形。
横綱の土俵入りで締める綱の型「雲龍型」と「不知火型」を
「とら」に表現しています。
左が「不知火型」 右が「雲龍型」
【八女福島仏壇うるし】
漆工房岩弥 近松敏夫 作
仏壇の漆の技法で”身に付けるうるし”が誕生!
赤や黒のイメージが強かった”漆”の色が
こんなにもPOPでカラーバリエーション豊かに・・・
ピアス、イヤリング、ネックレスなど
アクセサリーに変身して身近に。
【柳川まり】
ギャラリー古雅 古賀民子 作
まりのベースもすべて手で作るという伝統的な技法を
忠実に守りながらひとつひとつ、丁寧に作られています。
古賀さんの表現するデザインやカラーは新しさを感じる作品で
すべて手作りのため、1品作となります。
【柳川イ草】
九州物産
柳川の伝統工芸品「花ござ」は、
染色したイ草を織り込んでカラフルなデザインを楽しめるござです。
そのござの技法や伝統のエッセンスを取り入れたイ草フラワーは、
2021年柳川ブランド認定品となりました。
消臭効果もありインテリアとして人気です。
【小石原焼】
カネハ窯 熊谷祐介 作
鉄を原料とした窯元の昔からの釉薬を使用し
伝統技法の飛び鉋(とびがんな)による模様が特徴です。
この作品は「鉄黒釉飛鉋」で、東京の作品展に出展したばかりの新作です。
ひと際料理が映えそうです^^
大皿、深皿、平皿とバリエーションも豊富
【博多織】
数寄屋
博多織の帯地を使って「ミニランドセル」に!
ランドセルを開けると小物入れに・・・
博多デザイン工房
博多織の帯地を使ったポーチ
マチをたっぷり取っているので物がタップリ入ります
マチの部分にはデニム生地を使用し「博多織×デニム」として商品化
「はかた伝統工芸館秋の感謝祭」は11月14日(日)17:00までです。
次回の企画展は、11月16日(火)から「肥後の民工芸品展」が始まります。