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最新情報

2022.03.14リポート

【リポート】「博多人形師育成塾作品発表会」リポートVOL.1

「博多人形師育成塾作品発表会」開催!

 

明日3月15日(火)より、「博多人形師育成塾作品発表会」が始まります。

 

「博多人形師育成塾」とは、将来の博多人形師を育成する学校です。

育成塾出身の中から現在博多人形師として活躍している方々もいます。

 

育成塾のようす

 

 

 

今回の作品展では

期生と9期生が1年間製作してきた作品の発表の場となります。

期間中は18名の塾生による18作品を展示しています。

 

本日18作品の中から最優秀賞1名、優秀賞3名を選出する審査会が行われました。

 

 

 

 

 

 

 

最優秀賞は、9期生の北野直子さん、作品名「鶴の恩返し」が選出されました。

おめでとうございます! 

 

 

 

 

 

 

 

 

北野さんに受賞された今の気持ちをお聞きしました。

 

「先生方に丁寧にご指導いただき、ここまでの作品に仕上げることができ、

とても感謝しています。「鶴の恩返し」は、すごく悩んで決めた題材です。

先生方への恩返しの意味もありますが、鶴の恩返しで鶴から人に変わる変化を自分に

置き換えて自分も変わりたいという”希望”や”夢”を込めています。

恩返しをする鶴が空から舞い降りてきたときにどんな気持ちだったのかを思いながら、

雪が舞う中、鶴が人に変わっていく姿を表現しました。」

 

福岡が出身ではない北野さんですが、

嫁ぎ先のすぐ近くに博多人形の工房があったそうで、

その時に伝統工芸がこんなにも身近にあるんだと興味を持ったそうです。

そのきっかけがなければ人形をつくることはなかったと言う北野さんのお話を聞いて、

”私たちの身近に伝統工芸がある大切さ”をさらに実感しました。

もっともっと多くの皆さんに知ってもらいたいです。

 

 

続いて優秀賞は、 

西田優莉さん(9期生) 作品名「女給さん」

審査会での総評は、

「体の線の美しさ、作品全体から雰囲気が伝わってくるところが良かった」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

藤原晃子さん(9期生) 作品名「波音」

審査会での総評は、

「全体的に技術的な部分が良くできている」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

井上ほのかさん(8期生) 作品名「神つく獅子舞」

審査会での総評は、

「表現したいことがはっきりと伝わる作品に仕上がっており努力が見える」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

作品展は3月21日(月・祝)までです。

塾生18名それぞれの個性を発揮した作品を是非ご覧ください。

 

 

塾生のみなさん(※全員ではありません)

 

作品は期間中、はかた伝統工芸館HPで紹介していきます。