【リポート】 「2016忘年展」リポート!
12月15日(木)~12月20日(火)まで開催中の「2016忘年展」。
博多人形師永野さんと博多織の宮嶋さんが、
2016年を振り返り、それぞれが今年一年
新たな挑戦をしながら製作活動してきた作品の数々が集合。
博多織と博多人形の次世代を担う二人が、
創意工夫しながら、製作した作品を紹介します。
これまで、セーラー服人形など、
博多人形師の中でひときわ個性的な人形を作っている永野さん。
今年新境地の人形づくりに取り組んだ作品
「博多の仙厓さんシリーズ」です。
禅僧仙厓さんが筆で描いた禅画をモチーフに、
博多人形で立体的に表現することで、
新たな表現力を身につけられるのではと挑戦したそうです!
あえて色を付けない素焼きのままで仕上げた
素朴な風合いが魅力です。
永野さんの実演販売もあり、
「博多人形パンシリーズ」のバッジも好評です!
博多織の手織にこだわり、帯の製作を中心に、
博多織を身近に感じて使って欲しいと、日々奮闘中の宮嶋さん。
伝統的な柄にやさしい色合いが加わり、独特の帯が誕生。
もちろん世界にひとつだけの帯、
そのハギレで作った小物も貴重です。
さらに今回は、永野さんと宮嶋さんの共同製作、
「伝統工芸ツリー」が登場!
幅1m、高さ4.5mの巨大ツリー!
永野さんが博多祗園山笠の飾りを製作していることから、
その技法を駆使し、クリスマスツリーを製作。
山笠飾りの「岩こぶ」を作る時と同じように彩色をし、
色はホワイトクリスマスをイメージして白にこだわり、
金でゴージャスに表現。
宮嶋さんが、博多織と博多曲物の伝統工芸品を飾りつけ、
「伝統工芸クリスマスツリー」を完成させました。
みなさん、12月20日(火)までですので、お早目にお越しください。