【リポート】「博多人形妖怪展リポートVol.1」
8月11日(木)より開催の「第弐界 博多人形妖怪展」の
リポートをお届けします。
昨年初めて行った博多人形師有志による「妖怪」をテーマにした
作品展は、大好評で、今年もまた開催することになりました。
今年は10人の人形師さんによる約60作品を展示・販売します。
この日のために、新作を作っていただき、オドロオドロシイ妖怪から
思わず「ぷっ」と笑ってしまうようなユニークな作品まで幅広く
楽しめます^^
その中で、今日は「オドロオドロシイ」作品の一部を紹介します。
宮永誉 作
「がしゃどくろ」(一品作)
巨大な骸骨の妖怪「がしゃどくろ」をモチーフに、
戦士のどくろが集まっているのをひょうたんのかたちで表現。
宮永氏の作風は、やわらかくやさしい表現の作品が多いのですが、
この妖怪展の作品は、リアルに表現したものをご覧いただけます。
永野繁大 作
「うし鬼」(一品作)
頭は「牛」首から下は「鬼」「蜘蛛」の妖怪。
主に海岸に現れ人を襲う「うし鬼」。
胴体部分を「鬼と蜘蛛」で表現。
みなさんご存知、セーラー服姿の女子学生の作風と
打って変わってこの妖怪もリアルです。
永野氏の作品で「スカートの中を覗く魚」という作品がありますが、
会場のどこかに隠れてスカートを覗いてますので、
みなさん、探してみてください^^
齋藤英基 作
「しょうけら」
おけらの精で、眠らない人間に害を与え、
眠っている間にその人間の罪を
天に告げ、寿命を縮める妖怪「精螻蛄」(しょうけら)。
屋根の上から人間を見張る不気味な様子を表現しています。
武者ものなど男らしい作風が多い斎藤氏が、
遊び心満載で妖怪に挑戦しています。
梶原正二 作
「河童の手」
全員ではありませんが、
この「妖怪展」に参加している
作家さんたちです^^
まだまだ、たくさんユニークな妖怪たちが勢揃いしています!
次は、コミカルな作品をご紹介します。
「妖怪展」は8月16日(火)までです。