【リポート】4月18日(土)「博多人形節句人形展」リポート!
 
5月5日の端午の節句は、奈良時代から続く行事で、
端午の端は「はじめ」という意味で、
「端午(たんご)」は5月の最初の午(うま)の日のことだそうです。
その午(ご)という文字の音が五に通じることなどから、
5月5日が端午の節句として定着したと言われています。
またこの時代、宮中では5月5日に菖蒲を飾り、
無病息災を祈っていたそうです。
鎌倉時代の武家社会になると、武を重んじる「尚武(しょうぶ)」と
「菖蒲(しょうぶ)」をかけて「尚武の節句」として、
武家の間で祝うようになりました。
また、家の後継ぎとして生まれた男の子が無事成長していくことを祈り、
一族の繁栄を願い重要な行事となり、
男の子の節句として定着してきたそうです。
兜や鎧を飾るのは武家社会から生まれ、江戸時代になると、
町人が人形を飾る習慣とあいまって町人の間でも端午の節句には人形を飾り、
盛んに行われるようになったそうです。
現代でもその文化は受け継がれ、博多人形に関しては、
節句人形としてみなさんに親しまれています。
現代の人形になるまでには、博多人形の礎を築いてきた人形師さんたちが、
人体の骨格から筋肉の構造、着色、配色あらゆる近代的な美術表現技法や
解剖学を学びながら、感性を磨いていき、芸術性の高い近代化された博多人形を
作り出しました。そこから世界で高く評価される人形師が誕生し、
その人形師たちが、多くの博多人形師たちを育てました。
その匠たちの心と技を受け継ぐ博多人形師たちが作る「節句人形」が
一堂に勢ぞろいしていますので、ご紹介します。
【作品の一部紹介】
鬼のなやみごと/梶原正二作

虎金/戸畑茂四朗作

童大将/後藤源慶作

童大将/佐藤吉信作

大将/佐藤 明作

勝引/武吉国明作


金太郎/本田宗也作

初陣/小副川祐二作

なかよし/川崎修一作

将(壁掛)/木本秀一作

若武者/中野親一作

初陣誉/佐竹博美作

桃太郎/稲富昭満作


童大将/伊藤芳巳作

大漁/白岩秀次作

五月っ子/佐賀和博作

誕生/多田明正作
今流行の”パッカ~ン”

いつの間に一寸法師/長友敬次作

大志/津志田 孟作

足柄山/中村信喬作

大将/植木進作

子を想う親の気持ちはいつの時代も変わらないものですよね。
古き良き歴史や文化は、未来永劫に続いてほしいと願います。
是非、お立ち寄りください!
5月5日(祝)まで行っています^^



