1月21日(水)「なつかしい子供の遊び展」リポート!VOL.4
博多人形白彫会「なつかしい子供の遊び展」リポートVOL.4をお届けします。
今日ご紹介する作品は「なつかしい子供の遊び・秋」です。
制作者は、亀田均氏・小島慎二氏・宗田智幸氏・宮永誉氏・松尾吉将氏 、
5名の博多人形師のみなさんの大作となります。
真っ赤に紅葉した葉が生い茂る大きな木を囲んで子どもたちが
「木登り」や「縄遊び」、「縄跳び」「ブランコ」「竹馬」などで
遊ぶ様子を再現した大作です。
大きさは横幅1m50㎝、高さ1m30㎝もあり、
この大きな木を飾るのに、人形師さんたちが1本1本枝をつけ、
1枚1枚葉をつけて完成させています。
こんなに細かい枝葉を作っているのです。
「木登り」は、木の一番てっぺんまで登って、
遠くの景色を見渡す子どもたちの意気揚揚とした様子を表現しています。
「縄遊び」は、縄を使って子どもたちが木にぶら下がって遊ぶ様子や
ブランコにして遊ぶ様子が楽しめます。
「縄跳び」や「竹馬」は、昔は縄や竹などを使っていろいろな遊びを考えて、
男の子も女の子も一緒に仲良く遊んでいた様子がうかがえます。
落ち葉を拾ってスカートに包もうとする女の子も素朴でかわいいですよ^^
ちなみに、この落ち葉も、
人形師さんが1枚1枚作って、1枚1枚置いてます。
今回の作品は、博多人形の童ものを「テーマ」にあわせて
人形師さんが共同で制作していますが、
皆さんが普段、身近によく見る節句人形や雛人形とは一味違います。
大作だからこそできる、ひとつひとつの物語や風景までも、細かく表現しています。
見ている方々が、いろいろな感情や想像を湧かせる作品の数々となっています。
さて、次回は5作品の最後 「なつかしい子供の遊び展・冬」をご紹介します。