2020.11.28【リポート】「肥後の民工芸品展」リポートVOL.2

「肥後の民工芸品展」リポートVOL.2



今日は、熊本の伝統工芸品「肥後象がん」を紹介します。


象嵌の技法は、シリアの首都であるダマスカスが発祥とされ、
日本へは飛鳥時代(592〜710年)に
シルクロードを通って伝わってきたとされているそうです。


「肥後象がん」は、約400年前の江戸時代初期に、
豊臣秀吉の家臣であった加藤清正が肥後の国をおさめていた頃に、
鉄砲鍛冶として仕えていた林又七(はやしまたしち)が、
鉄砲の銃身や刀剣の鐔(つば)に装飾として、
京都で学んだ象がんを施したのが始まりといわれています。

熊本市を中心に作られている伝統工芸品(金工品)です。



象嵌は「象嵌」「象眼」とも書き、
「象」は「かたどる」、
「嵌」は「はめる」という意味があるそうです。



その技法は、布目象がん、彫り込み象がんなどがあります。

鉄の板の表面に細い切れ目をつけ象り、
その溝に金や銀など別の金属を嵌め込んで、
様々なものに装飾を施します。


地となる鉄には塗料は使わず、
故意に錆びさせることでできた
錆色を活かした漆黒色に仕上げるのが特徴です。


重厚感を感じさせる漆黒の地鉄に金や銀で表現される模様は、
現在ではデザインも豊富になり、
ブローチや帯留めなどのアクセサリー、
小箱や万年筆の装飾など幅広い分野の作品に用いられています。




【作品の一部】


デザインも伝統的な柄からスタイリッシュな柄や動物など幅広く、
身近に使えるアイテムも増えています。








坊田 透さん

ネックレス(椿)






大住裕司さん

ペーパーナイフ






ピアス







河口知明さん


ブローチ(セミ)







眼鏡掛け(いぬ)








ルーフタイ







東清次さん


ピンバッジ(鐔・二重唐草紋)







ネックレス(透かし桜)







坂元光香さん


ブローチ






ブローチ(ねこ)







ネックレス(麻紋)








今日と明日は、肥後象がん作家の麻生翼さんが実演をされています。
匠の技が目の前で見ることができ、
作家さんも気軽に質問に応えてくれます。


【麻生翼さんの作品】


香たて














ペーパーウエイト








ペーパーナイフ













ピアス




















ネックレス







象がん細工と
天然石の透け感が一体となるとさらにステキです








【実演のようす】



















作品展は、12月1日(火)までです。

























と実演の様子】

(2020年11月28日更新)

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